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宝石の手入れについて |
宝石の手入れの仕方と言うと、ほとんどの場合、宝石を留めてある枠の手入れが多いと思います。 枠に使われているプラチナ、金、銀などが使っているうちに光沢がなくなってきたり、キズが付いたり、形が歪んで変形したりと、また、真珠のネックレスなどの場合は、糸替えを数年に一度やった方がいいですよね! このように、宝石の手入れというと、宝石そのものよりも、付属しているものの方が圧倒的に多いということになります。 宝石は、基本的に半永久的に耐久性に優れているものということが、宝石になりうるひとつの要素となっています。そのため、宝石自体には、ほとんど気を使わなくてもよいということになりますが、宝石には、それぞれに特徴があって、「その特徴に注意しながら、お手入れをして下さい。」ということなのです。 その辺の所を、以下に説明していきます。 まず、宝石と呼ばれるものは、ほとんどのものが、単結晶の鉱物です。残りの僅かの種類の宝石が、有機物質であったり、岩石(色々な鉱物が混ざっている)であったり、非晶質であったりします。この僅かの種類の宝石が、お手入れに、注意が必要なんです。一般的に知られている宝石をここに紹介しましょう。 * 真珠、珊瑚 ーこれらは有機物質です。特に、化粧水やくだもののお汁に敏感に反応して、光沢が徐々に失われてきます。水洗いも厳禁です。これは、特に真珠がそうなのですが、真珠層は、わかりやすくいうと、屋根の瓦を何重にも重ねた構造になっています。この重なり合った層の間に、化粧水、果物のお汁、水が沁みこんでいくのです。 このことが、今まで光沢のあったものを、鈍い光に変えてしまいます。ですから、リング、ペンダントなどをクリーニングするときは、石をはずしてクリーニングをして、また石留めをするという作業が必要です。宝石屋さんに出さないと、自分では出来ないですよね? もちろん超音波洗浄器でのクリーニングもダメです。昔、宝石のことを良く知らないころ、お客さんから珊瑚の指輪を預かって、超音波洗浄器で洗ったところ、表面が真っ白になって、えらい目に遭ったことがありました。 このようなことから、真珠のお手入れは、装着して外出から戻った時に、軟らかい布で軽く拭くのが一番なんです。家での保管も、湿気の多いところは避けるようにしましょう。 * オパール ー非晶質の宝石です。また、石自体に、8%〜10%ぐらいの水分を含んでいます。 これが問題なんです。宝石店で、ワイングラスに水を入れてショウケースの中に入れてあるのを見たことはないですか? これは、店内が乾燥しすぎて、オパールの七色の遊色効果が損なわれたり、割れやすくなったりするからです。 家で保管するときなどは、ワセリンを塗っておくというような事も言われています。 オパールは硬度も低く5〜6です。空気中には、石英の粉塵が含まれていて、これが水晶と同じ硬度(7)なので、普通に置いておくだけでも、厳密に言えばキズが付くことになります。数年でこのような現象は起こりませんが、数十年たつと、テリが買った時よりなくなっているという事があります。 私も2〜3度相談をお客様から受けました。この場合は、リカットするのですが、、。厳密に言うと、少し石は小さくなることになります。 * エメラルド ー単結晶の鉱物ですが、ほとんどのエメラルドは、処理されています。壁開といって、ある一定の方向に割れやすい性質があります。まず、処理について言うと、エメラルドは、油浸処理がしてあるのが普通です。エメラルドは、もともとこのインクリュージョンが多く目立つ宝石で、この油(樹脂)処理は、インクルージョンを目立たなくしたり、色を良く見せたりします。で、エメラルドを、超音洗浄器にかけると、この油(樹脂)が抜けてしまったり、先に書いた碧開の性質で、石が割れたりすることがあります。 エメラルドの場合、このような弱点があるので、クリーニングする場合は、枠をはずしてやるのが、一般的です。 エメラルドカットが、四方の角に面をとっているのは、割れやすい性質があるからです。 よく似た性質の石に、ペリドット、トパーズ、クンツァイト等があります。こちら の方も、超音波洗浄は気を付けて、出来るだけしないようにしましょう。 ここには、宝石屋さんでよく売られている、皆さんの身近にあるごく一般的な宝石の中から、注意が必要なものを、取り上げました。 この他に、レアストーンで、取り扱いに注意が必要なものもあります。そのつどホームページで、質問して下さいネ! |
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