ガーネットは、鉱物の属名で、ガーネットグループの中に、色々な種類のガーネットがあります。

鉱物名では、ピンと来ない方も多いと思います。また、専門的に化学組成などで分けると、難しくなるので、色を中心に商業名で、以下に挙げてみましょう。

まず、いちばん一般的なアルマンディンガーネット（どちらかというと黒っぽい赤色をしています。）以前に、誤った知識が普及してしまって、このアルマンディンガーネットを、ガーネットの1種類の宝石と思い込んでおられる方も、多いのではないでしょうか？

その他に、血の色に近いパイロープ、少し紫味を帯びたロードライト、橙赤色から帯紫赤色、帯褐色赤色までの色合いを持つスペサルタイトガーネット、マンダリンのオレンジ色に由来するマンダリンガーネット、褐色に近いオレンジ色のヘソナイトガーネット、赤とオレンジの中間色のマラヤガーネット、エメラルドグリーンにも勝るとも劣らないツァボライト、同じく鮮やかなグリーン色で希少価値も高く、分散率もダイヤを凌ぐ、高価なデマントイドガーネット、アレキサンドライトのように光の種類で色の変わるカラーチェンジガーネット、4条のアステリズムを示すスターガーネットなど、ガーネットほど様々な色合いを持った宝石は他にはありません。

ガーネットについて、深く研究していくと、非常に複雑ですが、色々なタイプのガーネットを集めてみるのも、面白いと思いますよ！