オパールの値段は、安価なものから目が飛び出るほど高価なものまで、非常に値段の幅が広く、確かに高価なものは、それなりに素晴らしいのですが、お手頃なお値段のものでも、根気よく探せば、お値打ちな良いオパールに出会えると思います。

　また、オパールは、人間の顔と同じで、まったく同じ表情、模様のものはなく、値段は売り手の価値基準に因るところが大きいとも思います。

＊　品質の良いオパールとは？

　　
1. 赤い斑が入っている。
　　
2. ３色以上の遊色効果（プレーオブカラー）が楽しめる。（青とグリーンだけのものは中級品以下）
　　
3. モザイク模様（ハーレクイン）―最高級
　　
4. フラッシューオパール全体の色が角度によってパッパッと変わるー高級品
　　
5. 小さい斑がたくさん出ているピンファイヤーー中級品
　　
6. オパールの層に厚みがあるーカボションカットの場合高さがある。
　　
7. 全部がオパールの層であることー母岩つきのボルダーオパールは評価が３分の1
　　
8. 内部にヒビ割れが入ってないこと。ペンライトを裏側から当てて光を通すとよくわかります。

＊　オパールのお手入れ

　　
1. 薬局で手に入るグリセリンを塗って汚れを拭き取って下さい。
   　　　　こうすることで、オパールの表面に皮膜ができて乾燥から防ぐことができます。
   　　　　オパールは、もともと８％ほどの水分を石中に含んでいますので、乾燥して水分がなくなってくると、ヒビ割れを起こしたり、遊色効果が損なわれたりします。
　　
2. 割れやすいですので、強い衝撃にも要注意です。
　　
3. 超音波洗浄器での洗浄も厳禁です。

お手入れ、保管お方法は、上記にも書きました通り、デリケートな宝石ですので、やさしく丁寧に扱って下さいね。