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ブルームーンストーンについて |
先日、ブルームーンストーンについて、宝石業界でも誤った認識がされているとのご報告が、お客様から当店に寄せられましたので、ブルームーンストーンについて ご説明いたします。 ブルームーンストーンという呼び方は一般的に広く使われていますが、これは商業名で非常に曖昧に3種類の宝石(鉱物)に使われています。その3つの宝石(鉱物)は、ムーンストーン、ラブラドライト、ペリステライトです。 この3つの宝石(鉱物)は、全て長石(フェルスパー)族の宝石(鉱物)です。長石(フェルスパー)族の宝石(鉱物)は相関関係が複雑で、ムーンストーンはオーソクレース(正長石)とアルバイト(曹長石)の中間タイプのサニディンに属し、ラブラドライトはアルバイト(曹長石)とアノーサイト(灰長石)の中間タイプに属し「曹灰長石」とも呼ばれます。また、ペリステライトはアルバイト(曹長石)の範疇に入ります。 上記の説明で、宝石名(鉱物名)で色を冠してブルームーンストーンと呼べるのはムーンストーンだけということになりますが、ブルーのシラー効果(アデュラレッセンス)、ラブラドレッセンスの光学的特殊効果が現れるムーンストーン、ラブラドライト、ペリステライトの3つの宝石(鉱物)に混同されて使われているのが現状です。 上記の内容をよくご理解された上で、お買求めいただければと思っています。 また、AGL(宝石鑑別団体協議会)に確認しましたところ、上記のようにムーンストーンとラブラドライトとペリステライトは区別しており、ブルームーンストーンという呼び方はしていないとのことです。これに準じて、各鑑別機関でも、ソーティング、鑑別書の鑑別結果は、ブルーのシラー効果のある本物のムーンストーンでも「ムーンストーン」、ラブラドライトは「アンデシン」「ラブラドライト」と表記されるそうです。 現在、ブルームーンストーンと呼ばれて市場に出回ってる宝石(鉱物)は、ほとんどがラブラドライトで、本物のブルームーンストーンは、かなり希少価値が高い宝石(鉱物)になります。この本物のムーンストーンまたはブルームーンストーンには、ムカデ状の特徴的な内包物(インクルージョン)が確認できることが多いので、付記しておきます。 当店でも、ラブラドライトにブルームーンストーンの表記を使っておりますが、コメントには「ラブラドライト」と記述しております。(ペリステライトには使っておりません。) ブルームーンストーンという呼び方は、現在は一般的になっておりますので、今後 ラブラドライトには当店でも使いますが、この件に関しては、きっちりと説明をしていきたいと思っています。 |
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